指揮者紹介
指揮者:大浦智弘(おおうら ともひろ)
宮城県塩竈市出身。東京学芸大学教育学部を卒業後、同大学大学院を修了。ピアノを斎藤信子、須田昌宏、作曲を小林康浩、吉崎清富、指揮を松岡 究、山本訓久、小林研一郎、スコア・リーディングとオペラ・コーチングを田島亘祥の各氏に師事。イタリア・カターニアにてベッリーニ歌劇場副音楽監督のレオナルド・カタラノット氏に師事、氏よりディプロマを授与される。フランス語ディクション・コーチングを村田健司、小川浩美、ドイツ語ディクション・コーチングを高折續、イタリア語ディクション・コーチングを河原廣之、フランチェスカ・ミッショの各氏に師事。 新国立劇場、びわ湖ホールをはじめ各地のオペラ団体や管弦楽団、合唱団等において副指揮者や合唱指揮者を務め、研鑽を積んだ後、数々のオペラ公演やコンサートを指揮している。特に井上道義、チョン・ミョンフン、阪哲朗、ユーリ・テミルカーノフ、ロベルト・リッツィ=ブリニョーリ、沼尻竜典、ヴィト・クレメンテ、キンボー・イシイ、大勝秀也、北原幸男、上岡敏之、高関健といった著名な指揮者のアシスタントを務めたほか、2011年のバイエルン州立歌劇場来日公演の際には、同劇場合唱監督ゼーレン・エックホフ氏のアシスタントを務めた。 また、近年はマニャール/交響曲第4番、ステーンハンマル/交響曲第1番、カルウォヴィチ/ヴァイオリン協奏曲、交響曲≪復活≫、パリ―/交響曲第2番≪ケンブリッジ≫、ドヴァリョーナス/ヴァイオリン協奏曲、イヴァノフス/交響曲第3番、デュボワ/交響詩≪アドニス≫、ゴーベール/交響的絵画≪海の歌≫、ロージャ・ミクローシュ/ヴィオラ協奏曲、ラングストレム/交響曲第2番≪我が祖国≫等の日本初演を手掛けるなど、知られざる作品の演奏にも意欲的に取り組んでいる。本年9月23日には杉並公会堂にてオーケストラ《エクセルシス》とドヴァリョーナス/ヴァイオリン協奏曲を再演するとともに、シャルヴェンカ/交響曲を日本初演する予定。 2012年鳥取県鳥取市にて中村敬一氏台本・新倉健氏作曲のオペラ≪窓≫の世界初演の指揮を務め、2014年宮城県塩竈市にて両氏作のオペラ≪ポラーノの広場≫の東北初演(演奏会形式)を指揮した。特に日立シビックセンター音楽ホールにおいては2012年より指揮者、2014年から本年までは音楽監督として、ニューイヤーオペラコンサート等をプロデュースした。2015年には日立シビックセンター開館25周年記念事業ひたち野外オペラ≪マクベス≫を指揮し、約1万人もの観客のもと公演を成功に導いた。 現在、オーケストラ≪エクセルシス≫正指揮者。栃木フィルハーモニー交響楽団常任指揮者。オーケストラ・ドゥ・センダイ指揮者。浦和ユース・オーケストラ指揮者。麻生フィルハーモニー管弦楽団、埼玉フィルハーモニー管弦楽団、愛媛交響楽団、市川交響楽団、町田フィルハーモニー交響楽団客演指揮者、国立音楽大学オペラ研究会指揮者。東洋大学混声合唱団音楽監督。東京二期会オペラ研修所講師。